木目金とは江戸時代の刀装具工房の職人の方によって発案され、現代まで受け継がれてきた伝統技術。
お二人が選んだ貴金属を交互に重ね合わせ、熱で溶かし着ける事によって世界に二つとない木目模様や色合いが出来上がります。
私が木目金に深く魅了されたのは、人間国宝に認定された玉川宣夫さんの木目金を見た時でした。
その作品に感動し、「丹念に時間をかけて手作りした木目金のオーラを人は感じとる事ができる」この時、そう確信しました。
その後、木目金だけを扱う専門職人になろうと決意し、私の木目金の研究人生が始まりました。木目金に関する様々な文献や資料を調べていく際、すでにアメリカなど海外では「日本の伝統・木目金」が日本よりもはるかに有名な存在である事を知りました。
この日本の伝統・木目金が結婚指輪としてご夫婦の一生の宝物になり、親から子へ。子から孫へ。後世まで受け継がれていく事を願っています。
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